「地球が好きなんだ」
と気がついたのは、もう五十代になろうとしている時だった。
大学卒業後勤め始めた日産自動車でコーチングと出会い、面白いと感じて自分でコーチング・スクールに通い学んでいた。
その中で、何を大切にして生きていくのか、ということに向き合い、2年くらい「ああでもない、こうでもない」と迷った結果、最終的にたどり着いた答えだった。
「地球のために何かしよう」
と思ったものの、それまで地球環境のことは気になりながらも、まったく何もしてこなかったので、どこから何を始めたらいいのかまったく見当がつかなかった。
そんな時、コーチング仲間と開催したワールドカフェで思わず「地球が好きだ」と熱く語ってしまったところ、「チェンジ・ザ・ドリーム・シンポジウムというのが開催されるのだけど出てみない?」と誘われた。
この時には、まさか十年後にアマゾンの熱帯雨林に立つことになろうとは予想だにしていなかった。

地球が好きだ!と語ったワールドカフェ
Kommentare